現在、BUNTEN 66歳。
仕事やバイトしていた頃は、祝祭日や日曜日はほとんどシフトが入っていた関係で、勤労感謝の日というのは、勤労できることに感謝する日だ、とか吹きまくっていた。
が、腰の不調のせいかどうかはよくわからないが、体の調子が不安定で、ちゃんとできていた動作にいきなり支障が出る、ということがわりと頻繁に起きるようになった。
数週前には、自転車の乗り降りがうまくできずにコケそうになるようになった。苦心惨憺の末、左足のつま先に力が入らず踏ん張り切れないのが原因と判明…してからほどなく治った。
数日前には、階段を降りるときに右足の膝に激痛が走って落ちそうになるので、必死で手すりを掴んで耐える…のも数日でおさまった。
しばらく歩き続けると目に見えてびっこを引くので杖が欠かせなくなった(杖がないと目に見えてスピードダウンする)。これは「安定」していて治りそうにないのだが、歩き始めだけは普通に動けるので、あんたの歳で杖はないだろうみたいな言い方をよくされる。いや、加齢による不具合が年齢で決まるのなら、俺だってそうして欲しいと思う。
こんな調子で、いつどんな致命的不具合に見舞われるかわからない状況では、うかつに求職もできない。今の不具合を抱えたままでもできそうな仕事に採用されたとしても、予想もしなかった不具合に見舞われたら、先方に多大な迷惑をかけることは明らかだからである。
そんなわけで、俺の、勤労に感謝できる日は、逃げていってしまったのだ。