今の太陽電池システムを買ったのと同時か前後して20Wのパネルとチャージコントローラーを買ってある。
元来はヘルメットの上にそのパネルを取りつけて(昔の中国の偉い人が被った冕冠(べんかん)からすだれを取ったイメージ?)、腰の工具袋に小さなバッテリーを仕込んで、頭で作った電力でパソコンか何かを動かす計画だったのだが、面白いと思っていた俺が計画を吹聴して回ったところ周囲から「面白くない」と総スカンを食らったのであっさり挫折していたのだ。
夏の午前中はベランダのパネルには直射日光が当たらないので発電量は無負荷電流を下回るわけで、乾電池型充電池を何本も充電しているとバッテリーの電圧がだんだん下がっていき、しまいには危険水域を下回る。かといって日の当たる時間から充電を始めると日の落ちた後まで充電が終わらないので十分な電圧で夜を越すことができなくなる。
パネルを買い足す金はないので、お蔵入りしている20Wパネルを夏場午前中の補充電に使えないかと考えた。大きさ的に、かつ取りつけ場所的に電池の充電電流を賄うにはほど遠い出力しか期待できないが、それでもないよりはマシのはずである。
20Wパネル用のチャージコントローラは板間のどこかからパソコン部屋の押入れのどこかに持ってきたはずだと思って、押入れの家探しをする。
左下区画の整理棚が主なパーツ置き場で、雑多なあれこれを幾つかの脱衣カゴなどに分けて入れているのでカゴの棚卸をする。ついでに、幾つかの小物の置き場所を変える。
だが、探しても探しても肝心のチャージコントローラーが出てこない。カゴから落ちて奥に転がっていたものを百均のマジックハンドを使って幾つか回収するなどしたが、関連品ですらなかったのは言うまでもない。
左下を終えて、右下の、古いパソコンの殻(ケース)の裏まで見たところで、このへんにはさすがになさそうだと思い直して、板間のガラクタ箱を覗くと、あっさり見つかった。
