このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

ご飯論法

言っていない部分に意味を込めて誤解を狙う詭弁法。

今話題なのは働かせ放題(高プロ)に関する加藤厚労大臣の答弁だが(例1,例2)議会という場の趣旨に照らし合わせれば、この手の誤解を折り込んだ物言いが悪質なのは言うまでもなかろう。

ところで、このへんの手法は安倍内閣の専売特許ではないのであって、大型間接税は導入しないと言い切っておきながら消費税を導入し、公約違反を指摘されると小型だのなんだのと言い逃れたあげく、小さく産んで大きく育てると言ってはばからなかった中曽根康弘(ちなみに原発の導入もこのお方。)を、俺は真っ先に思い出す。

その後、この公約違反がとがめられて自民党が消滅しなかったのはもちろん、下野すらもしていない。

当時、パソコン通信(インターネットは少なくとも主流ではなかった)上では、(大型間接税の導入は)中曽根発言から明瞭に読み取れるから騙される方が悪いのだと言ってはばからなかった人たちがいたが、あの時きっちり嘘の責任を取らせることができていれば、ここまで国民をナメた答弁はあり得ないだろうと感じる。

今度の場合、「投網」だの「大型」だのと自分からヒントになる形容をしてくれた中曽根氏と違って、加藤氏はノーヒントで誤解を狙ってきているので解読の難易度が格段に高い。控えめに言っても国会を欺く詐欺と言えよう。