住居も重要だが、もちろん仕事確保の重要性も忘れてはいない。
ハローワーク・インターネットサービスでめぼしい求人を検索しておいて地元のハロワで絞り込み、印刷して窓口へ、というのがいつもの流れであるが、インターネットでは欲しい情報が出てこなかったり、検索すべき地域の設定が微妙に地元のハロワと違っていたりで微妙に使い勝手が悪い。
しかし最近の職安は土曜日にも営業している。先日受けた面接に落ちたという電話が金曜日にあったので、職安のある街で別件の用を済ませたついでに立ち寄って検索してみる。条件に合う求人はなかなかないが、なんとか通勤できるかもしれない新規求人が一件だけ見つかった。そこには事業所からの最寄りバス停は書いてあるが、バスの便数とか事業所の位置はいまいちよくわからない。
そこでとりあえず求人公開カードを出力し、帰宅してから事業所とその最寄り駅までの距離を地図サイトの距離測定サービスで測るなどして、電車で通勤するとしたらどれ位の時間がかかるか、などの条件を吟味する。調べた結果、駅から事業所までの距離がそれなりにあるが、どうやらぎりぎりの所でセーフのようである。
なにしろバス停だのバスの便数だのの条件を見誤ってえらい目にあう、という経験を何度もしているので、限界的な条件と見える場合の下調べは慎重すぎるぐらい慎重におこなって間違いはないのだ。
さて、祭日が明けて火曜日である。準備は万端。台風一過のさわやかな秋空の下、軽やかに自転車をこいで職安に向かい、窓口にカードを出す。
ぶ:おはようございます。ここの紹介をお願いしたいのですが。
安:はいどうぞ。(カタカタ)……
なんだこの沈黙は、と思っているところへ窓口担当者が口を開いた。
安:この求人は、理由はわかりませんが、紹介を一時停止するようにとの依頼が入っています。
え゛?そりゃないでしょう、受け付けてから数日しか経っていないのに紹介停止? (^_^;)
かくして準備万端整えての申し込みは見事に瞬殺されたのだった。orz
