このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

注油

一切責任を持てないので真似しないようにして下さい。

灯油ストーブを焚くときにサーキュレーター代わりに鴨居の高さの突っ張り棒からぶら下げて使っているクリップ扇風機が、カラカラという音をたてるようになった。羽根の芯出しが甘いためか回すとそこらに下がっているコードやら掃除用品やらに触れたり離れたりを繰り返してココココ…と音が出ることがたびたびあったので触れていそうなものを遠ざけたが音が止まらない。似たような音は別の扇風機で経験があって、それはモーター軸の油切れの音である。

油をさしてみるために蓋を開けるついでに表示を確認すると、設計寿命が去年である。ということは、素直に捨てて買い換えるべきで、さもなくば最悪の場合発火して火事を出すはめになるのである。が、百均で買ったミシン油を垂らして摩擦音が止まれば危険は遠のく。(あくまで自己責任です)

問題は、首振りボタンが抜けないので裏蓋が素直に外れてはくれないことだ。斜めに抜こうとすると裏蓋の噛み合わせ部分がポリポリと欠けて粉になる。大昔の扇風機なら裏蓋は金物か塩ビあたりでできていたはずで崩壊することはなかったはずだから、これはあんまりじゃないかと思ったが、設計寿命的には無問題なんだと気がついた俺は、「こんちくしょう」と毒づいて作業を続ける。

無事に油をさして組み直したら、音は消えた。昔、今はなきブラウン管ディスプレイの後ろに置いていたクリップ扇の油も切れているようだったら、夏に買い換えなくてはなるまい