昔自宅サーバーにしていた常時起動マシンの動作が重くなってきた。
モノはメディエイターの通販でどこぞの店から買ったものだが、当時としては十分な8GBのメモリを積んであって、悪く言えばメモリの多さだけが取り柄のマシンだ。
いかしWindowsが重量化する昨今、ワードしか使わないとかならともかく、複数のソフトを同時稼働させていると何かの拍子にスワップ(アクセスの早いメモリと、メモリに比べたら激遅のハードディスクの内容の交換)が始まって耐えがたい重さになるようになった。
SSD流行りの昨今だが、うちはHDDしか積んでいないマシンだらけなのは、HDDは起動こそ遅いが、スワップが生じないくらいたくさんのメモリを積んでいる場合、一端起動してしまえば軽快に動作するので、動かしっぱなしで使うマシンにはいい選択なのである。
しかし、一端メモリを使い切ってしまったが最後、桁違いの重さに見舞われることになる。
重くなる頻度が上がってきたときに取れる方法のひとつは、同時に動かすソフト(アプリ)の数を減らすこと。もう一つはメモリを増設してしまうことである。
走らせるソフトの数を既に減らしてある鯖機は4G二枚の8Gという構成でこれ以上の増設はできないから、近々買い換えを強いられるハメになるだろう。
…とか思いこんでいたある日、何気なく入ったBIOSでメモリを確認すると、二つのスロットに4Gがささっていて、空きスロットが二つある。メーカー製によくある、スロットが2つしかないパターンかと思っていたら嬉しいハズレである。(表示に間違いがなければ。)
さっそく4GB二枚組のメモリを取り寄せて倍化作戦である。届いたメモリを取り付けるべくパソコン本体を引っ張り出して開腹するとCPUファンに詰まったホコリの山。よく熱暴走しなかったものだと思いつつ掃除機を持ち出して徹底清掃。その後ホコリだらけだったCPUファンの下(横)にあるスロットにメモリを取り付け、完了。パソコンは無事動き出した。よし、これであと数年、買い換えなくても済むことだろう。