このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

出戻りPC再生計画

3月23日の続き。

その後4月6日のエントリに書いたようにメインマシンのトラブルにお金を取られたため出戻り機を本格的に修理することはかなわなかった。その金を用意して再チャレンジにかかったのが今週である。

金ができるまで何もしないのももったいないので、本格的な修理の前に、成功の可能性を探るべく手持ちのHDDを入れてリカバリを試みたが、容量が足りないのでリカバリできない旨のエラーを吐いて止まった。

ならばというわけで以前作ってあったDVDを使ってじかにWindows10をインストールしてみる。時間はかかったがプロダクトキーを要求されないまま最後まで進ませることができた。どうもオンラインにして更新ありを選択するとどこぞとデータをやりとりして、Windows8以降のバージョンではマシンのどっかに電子的に書いてあるらしいプロダクトキーを照合する仕組みになっているようである。(アップグレードが無料の期間に10にしていたマシンなので、お前ライセンスないだろ、とはならない。)

ここまでの予備調査で、元と同じ容量のHDDを用意すれば確実に、元より大きなHDDでもおそらくはリカバリに成功するという感触を得た。

そして、満を持しての月曜日。容量当たり単価が一番安い2TBのHDDと、4GBで最安のノート用DDR3メモリをポチる。メモリの方はただのDDR3ではなく「DDR3L」という表記になっていたのに一抹の不安を感じてググると、それは低電圧動作のメモリで、低電圧メモリ用のスロットに無印(Lの付いてない)のメモリを挿すと起動に失敗すると書いてある。青くなって先を読むと、従来品のスロットにL型を挿す分には動くらしい。が、やってみないとわかるまい。出戻りノート機が新品の時に遅いという相談を受けてメモリ増設というか入れ替え(2GBが二枚入っていたのを4GB二枚にリプレースすることで最大容量の8GBになる。)をアドバイスした当時は万単位の出費(注:相談者の財布です)だったのだが今は一枚2000円程度なのでL型がハズレだったとしても買い直しは不可能ではなかろうと腹をくくる。

そのメモリが着いたので挿し変えるが、どうも認識していない。ありゃーやっぱりハズレだったかと思ったが念のためチェックすると差し込みが甘かったようで挿し直すとちゃんと認識された。

HDDの方は追跡結果から推測した目論見通りには届かず、夕方近くになって到着。さっそく装着し、プリインストールされているあれこれを生かすべくリカバリに取りかかる。今度はHDDが元のものより大きいので余裕で成功。やったね。

引き続き、あらかじめ作ってあったUSBドライブからWindows10をセットアップする。時間はかかるがこれも成功。続いてOfficeを入れようとしたがここで詰まる。取説の指示に従っても次以降のバージョンのOfficeのページしか出てこない。あれこれ試すがどうにもならないので、これは最初からやり直しか、と思っていたところ歯車マークの「Windowsの設定」→「更新とセキュリティ」の下に以前のバージョンのWindowsに戻すという10日間限定のメニューを発見。この作業にかける時間なら許容範囲だと思って、また8に戻してからOfficeマークをクリックしてプロダクトキーを入力し、Office2013のインストール後にまた10へのアップグレード。低速ADSL回線の拙宅でオンライン更新をかけていたらそれだけで一日仕事になるのでアップグレード用のUSBドライブをあらかじめ作っておいたからよかった、とは言ってもやはりすげー手間である。なぜOfficeを入れる前にこれに気付かなかったかと自分の間抜けさ加減に呆れる。

あとは細かいUpdateを入れて一応の完成である。

なお、件の微妙な規格違いのメモリがデュアルチャンネル動作になっているかどうかはよくわからなかった。挿しそこなっていて4GBで固まっていた動いていた時と比べれば爆速だからいいことにしておく。

メインマシンのスリープ・休止はうまく行くようにはなったようだが、今度は何もしていないのに起きる(スリープや休止から復帰する)という不具合が起きた。いや、この現象は前もあったから再発したと言うべきか。どっちにしても平穏無事とはいかない、俺のいつものパソコンライフ。