このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

ニコイチ修繕大作戦

何年か前に貰い受けていたハンドマイク。ワイヤレスマイクの受信音声でスピーカーを鳴らせるものだったが、鳴らなくなったので点検したところワイヤレスマイクの受信部が壊れていることがわかり、「アンプが壊れたものが出たら組み合わせて修理しましょう。」などと言って保管しておいた。

有線マイクを使えば正常に音が出るのでワイヤレスマイク受信部の故障と断定したのだが、お客さん(?)はワイヤレスでしか使わない。

そして最近、音が割れるというハンドマイクがうちに入院してきた。おそらくはアンプ側の不具合だろう。しかし、昔の預かり品と微妙に仕様が異なるので面倒そうだと感じたためしばらく放置しておいたのだが、意を決して両方を分解。ハンダ付けが必須なのは電池から基板に入るコネクタの交換だけで、あとのボリュームとか有線マイクのコネクタとかはガワから外せば基板に付いたまま処理できそうだということで作業にかかる。後期型にマイクの受信チャンネルの切り替え穴があるくらいでガワのサイズは全く同じなのでガワは後期型のものを使うことに決定。ワイヤレスマイクの受信部基板は全く別物なんだが、本体の型を流用してコストダウンするためか同じネジ穴に乗るようなアダプタが付いている。苦労したのはホイッスル用の押しボタンスイッチが外れなかったためにガワを壊して外したくらい。

パワートランジスタに塗る熱伝導グリスはパソコンのCPU用を使用。他には特段の問題もなく組み上がる。室内テストではあっさり動いたが、この、音が割れる方のハンドマイクも小音量では一見まともに動いていたのだから油断はできない。かといって団地の小部屋の中で大声を出してテストするわけにもいくまいから、このまま出荷して様子を見てもらうことにする。

かくして直った(?)ハンドマイク1台と完全に壊れたハンドマイクの残骸が一台できた。これを「二個一」と称するわけだが、この、2個から1個でっち上げるという意味の「ニコイチ」は死語らしいと知ってしまっていささかショックな俺である。