このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

増えるパニックなくなるペーパー

昨日おととい頃、ネットの書き込みでトイレットペーパーがなくなりつつあるらしいことを知る。それも、マスクと原料が同じだからとか生産地が中国だからとかそんな噂が元でと聞いてのけぞった。

ちょっとググればわかる通り、不織布マスクの原料はパルプではないしトイレットペーパーはほぼ日本産である。

おかしいのは、ついでにティッシュペーパーまで姿を消していることで、まさかトイレに流すわけでもなかろうにとか思う。それだけだったらともかく、キッチンペーパーまで買い占められるに至ってはもう意味不明である。行きつけのスーパーに朝一に行って出会ったのが、カートにキッチンペーパーを山盛りしていた人だったからもう声も出なかった。一方では、トイレットペーパーが残り数巻なので昨日数店回ったが全部売り切れていたという、開店前に私の隣にいた不運な人もいたりする。開店寸前に「トイレットペーパーはデマのため在庫切れ。来週には通常通り入荷の予定。マスクは入荷の見通しがありません。」とかいう店内放送があった。もう紙がない人はどうやって尻をふけというのだろう。

数日前には作業用の防塵マスクまで売り切れていたのを目撃したが、さすがに今日は入荷していた。あのマスクは粗い粉塵の防御用なのでウィルスはおろか花粉にもたぶん役に立たない。

別の行きつけ店でも紙類は全部品切れだった。

オイルショック時の狂乱物価・ペーパー買い占め時と違うことの一つはネットで瞬時に話が伝わるということだが、POSのおかげで必要最小限の在庫しか抱えなくてよくなったことも瞬時に全国のモノが消える要因の一つかもしれない。たとえAIかなんかでコロナウィルス騒動からのマスクパニックまでは予想できたとしても、マスクとは毛ほども関連がないトイレットペーパーへの波及を予測するのは不可能だろう。

もっとも、ネットがない時代にも噂が噂を呼んで取り付け騒ぎに至った事例もある。パニックの恐いところは、冷静に行動しても困ってしまう場合が往々にしてあるところだろう。国は国民を見捨てないという信頼があればパニックは起きにくそうにも思われるが、いつのまにか日本は自己責任の国にされてしまったのがつらいところだ。