政治学に関しては素人なのだが…。
渡邊芳之先生ynabe39の「政治の問題について自分の考えに合った候補者に投票し,自分の考えに合わない候補者には投票しないようにしようというと「民主主義の基本がわかっていない」と(ブコメ)
自分が最大の派閥ないし政党に属している場合はそれで問題ないかもしれないが、自分が少数派に属している場合、投票行動は一般に投票制度の影響を受けて変わらざるを得ない。
たとえば、落選確実な最善よりは、競っている次次善ないしそれ未満に投票するといった行動がそれである。
実際に得られる投票結果は、選挙制度に有権者の選好順序だのウェイトだのを掛け合わせて得られるわけで、お前の選好順序とウェイトが間違っているからこの順序にしろと言ったところで説得力はあまりないと思うのだが。
だから、まずは自分の選好だけ考えて投票すればあとは政治家任せで何とかなる選挙制度、具体的には大選挙区・比例制を推すかどうかを第一に考えて投票すべき…。ヘ(。。ヘ)☆\バキッ
オチが付いてしまった。
普通、「選挙で勝った政党や首長に全権を委任する制度」という設計にせずに、少数意見の尊重を理念的あるいは制度的に保障するようにして、多数決は最後の手段的な位置づけになっているのは、多数派の横暴から少数派を守るようにしておかないと社会が不安定化してその存立を脅かすからであるな。
俺に言わせれば、親学のようなトンデモの跋扈は小選挙区制下でのそんな不安定化の結果のように見えるが、どうだろうか。