このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

マッチョの国日本

ネタマジレスされたのでマジレス返し。



ネタはこれ。

生活保護を申請した時私を水際しようとした担当者氏は、別の人には親切で、受給のために尽力してくれたという話だったので、ひょっとしたら私の場合「属人的」問題は私の顔の悪さの方にあったのかも知れません。(自爆)

ここに書いた「別の人」の属性は女性で、私の属性は中年男。そのへんを「乞食が見られなくなったわけの憶測」でもリンクした「「自律からホームレス、自立と女のホームレス」「以下つづき」」にある

ホームレスの性比、男97% 女3%

あたりと見比べると、中年男(稼働年齢の男性)が生保申請するケースはそもそも少ないか、あっても強い拒否に遭うということが想像されます。

少なくとも日本では"女一人養えない男はカスである"、という価値観がかなり強く、男女共同なんちゃらとか色々聞こえてくる割には性分業に沿わない価値観の持ち主は陰に陽に排除される傾向があることは、男の育児休業取得がかなり少ないとかそのへんのデータからも想像が付くわけである。

プロフ写真などから私の顔に問題があることは羞恥周知の事実ではあるが、身ぐるみ剥がれて追い出される(*1)ことが書かれた調停書を福祉事務所で提示してもなお生保を出し渋られた原因とするにはなお顔の悪さは不足であろう。(←うぬぼれ)



私はヘタレで、"死んで花実が咲くものか生きてるうちが花なのよ"な価値観の持ち主なので、男の股間沽券がどーのこーのなどとは考えないで臆面もなく生保を申請し、水際作戦とおぼしき対応をされてもなお突破を試みるわけであるが、世の男の中には失業したことを家族に知られたくないあまり公園に"出勤"したり、はなはだしくは犯罪で稼いだ"給料"を家に入れるような例すらあるわけである。その種の価値観に侵されている男の場合、ちょっとした心理的テクニックで水際阻止されることは想像に難くないし、性役割を外形だけでもとりあえず満たしている男性諸氏には想像しがたいかもしれないが、"マッチョ男>女>ヘタレ男"というカーストの強固さといったら、働き盛りの男に対しては水際したくなるのも仕方がないと思うくらい強い。



もし他の条件が同じで私の性別だけが違っていたら、裁判所や福祉事務所は私にどう対応したのであろうか?

試すわけにはいかないが、実に興味深い。




マクロ経済の現状がどうあれ稼働年齢にいる男は這ってでも稼ぐべきであって、仕事が見つからないなどとほざくのは甘えであるが、女なら許すという、わが国に蔓延するマッチョな価値観が、生保水際作戦を強く後押ししているのではないかと考える次第である。

*1注:正確には、多少の財産分与を得てもそれで稼げる時間内に仕事が見つかる可能性は薄いので、それよりはこれ以上の関係悪化を避けることで復縁の可能性をわずかでも残す方が得だと判断した結果である。