このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

「信じぬ者は救われる」菊池誠×香山リカ(斜体は原本では傍点)

kikulogに貼ってあった出版社ページ

タイトルだけ聞いて、胸のすく論理でニセ科学をばっさばっさと斬りまくる菊池先生の勇姿期待して即刻購入。

のっけから、薬が嫌われるとか

ものすごく科学に対して悪いイメージを持っている人が多い(P.16 香山氏)

ので、どうして欲しいかと聞くと、東洋医学とか精神世界みたいな観点でのカウンセリングの方が「ステージが高いとか、格が上とか」いう価値観が蔓延しているという話に、科学万能みたいな価値観が流行っていた高度成長期に少年期を過ごし、ある意味その価値観をいまだに引きずって生きている私はまず一撃を食らった。

一発当てて引退するならニセ科学商売やって成功できると思う、という菊池先生の言葉(P.45)とかに胸をときめかせながら(*1)読み進めるのだが、江原氏などニセ科学の例を幾つか暴いた後舌鋒が鈍って、最後の方は"ニセ科学を信じてしまう人をどうしたらいいんですかね、どうしようもないですよね"とかいうノリを感じる流れになってしまう。

…しかし、考えてみればそれは当然かもしれない、わかりにくい世の現象や人の心を二分法でばっさばっさと斬りまくるのはニセ科学の特徴であって科学的な態度ではないのだ。\(^o^;)/

菊池先生、私が間違っておりました。orz

注1:繰り返しゲームの場合、ウソをつかれるまでは信用して、一度騙されたらそいつを二度と信じないとかの戦略が最強らしいので、全員を一度だけ騙して平穏に引退できるものなら確かに最強かもしれない。