こんな場末のブログで言っても仕方ないだろうし、このような記事の公開は世論を貧民粛正の方向に動かすだろうが、あえて言っておくことにする。
メキシコでの豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)の検査可能数が、一日たった15検体しかないことが分かったようだ。それに、彼の地は御他聞に漏れず、貧富の差が大きく、貧困層が、医療機関にかかれない状況にあることが推測される。
貧富の差が大きく、既にかなりの数に上っていると思われる貧困層が医療機関にかかれないのは、日本でも同じである。が、発熱外来などの医療費が免除されるという話は聞かない。生保を受けていなかったら、風邪のような症状で熱が出ても私はおそらく受診をためらうだろう。
ホームレスだったりする場合、加えて、パンデミックに関係した情報がうまく伝わらない可能性もあるだろう。
しかも、貧乏人には食糧の備蓄などする余裕はない。買い物は日々(少なくとも数日おきに)行わなければならない。もしキャリアになってしまっても、出歩かざるを得ないのだ。
日本との往来が頻繁な北米地域で流行が始まってから一定の時間が経っていることを考えると、新型ウィルスが既に国内に侵入している可能性も無視できない。
そういうわけで、国にあっては、緊急に
1.保険証取り上げ政策を少なくとも一時的に停止すること。低所得者への医療費補助を行うこと。
2.ホームレス者を把握の上緊急に保護を行うこと。
などを行うことをすすめる。
医療費の抑制策によって、医療機関はギリギリの経営を強いられている。言い換えれば、感染爆発が起きて患者数が激増しても対応できないのではないかと思われる。医療機関の体制を短期間で整えるのは無理なので、爆発の危険要因を減らしておくことが肝心なのである。