経済板ロビーvol.14の#609に「社会の厳しさに心が折れてサヨクになった奴」という2ちゃんねる政治思想板のスレが紹介されていた。
俺は貧乏から来る左寄り人間を、たぶん物心付いたころからやってて、心情的にはいわゆる左翼的な考えの方が正しいのだと信じている。
しかし、いわゆる窮乏化革命論に沿う形で、貧乏人が増えていわゆる社会主義だの左翼だのが注目を集めるっつーのは、はっきり言ってイヤだ。皆さんが豊かになる中で優勢になる思想こそがホンモノだといういわれなき偏見もまた、俺にはある。
見方を変えればこのデフレ継続は資本家政府(笑)の失政あるいは敵失なのだから心情左翼な俺の政治的立場からは喜ぶべきことなのかも知れないが、失業や自殺の死屍累々な状況を前にして、革命が近いなどと喜ぶほど俺の神経はマヒしていない。そんな状況を悪用してなんかやらかす位なら、ブルジョアの一部と結託してまずデフレを止める。思想闘争の必要があるとしても、やるのはデフレを止めた後だ。
つか、ブルジョア諸君はこの現状を見て何とも思わないのだろうか?バブルの頃はネット上でも社会主義・共産主義の類は死滅していた。(自分を含めた皆の生活が豊かになって共産主義が死滅するのならある意味望むところだが。)ブルジョア諸君にとってそれは社会主義の思想的敗北ではなかったのか?
ブルジョアジー諸君、君たちに支配階級の誇りというものがあるなら、日本経済を復活させたまえ。デフレみたいな儲からないハンデ貰っても、俺は全然嬉しくないから。