このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

人形のすすめ

JR東日本の「みどりの窓口」廃止の記事に絡めてついったにも書いたのだが、人間は見慣れないメカメカしい物体に話しかけるのはあまり得意でないようで、うちの最寄り駅にある男子高校生の弁当箱3段重ねほどのサイズのインターホンは、多くの人に避けられている。

運賃表を眺めていた人が、結局諦めて帰った場面も目撃した。

駅員さんがいればすっと窓口で尋ねたであろう人たちがこうである。このままだとメカの苦手な人は鉄道から逃げていってしまうだろう。というか、最近その手の人を見なくなった気がするので、すでに駅に来なくなっているのではないだろうか。誰にでもあるはずの、行きたいところに行ける権利の危機である。

最善の方法は地方交通に税金を突っ込んででも駅員を配置してサービスを維持することだが、昨今の政治情勢では実現してもけっこう先になりそうなので、駅員スタイルのハリボテにインタホンだの券売機を仕込む、という提案を行っている。

今の券売機よりちょっとばかし場所は取るかもしれないが、カーネルサンダース人形くらい親しみやすい駅員人形であれば、ただのメカの呼出ボタンを押すより気安く話しかけることができるはずだと確信している。

人間にやさしい世界は、人間同士が触れあって作るものであるが、そうするのが無理だと言うのであれば、適切にデザインされたぬいぐるみとかハリボテとかを遠くの駅員がリモコンして利用者とコミュ二ケーションし、安全な旅の手伝いをする…くらいのことはやってもいいと思うのだ。