このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

裁判に出かける

2019-07-08の続き。7月13日実施。

初めの予定だと三月だか四月に行われるはずだったのだが、コロナ騒ぎで無期延期されていたのがようやく今日開廷(この言葉でいいんだっけ?)。

百人は入ろうかという傍聴席も三席に一席くらいの割でしか使えないようになっていた。そのわりにあぶれた人が数人しかいなかったらしいのは、各地の「生活と健康を守る会」が人数調整をやったかららしい。空気読まずに員外で出かけていった俺のおかげではじき出された人が最低一名ほどいたことになる。

今日は筑紫女学園大学の池田先生を証人として招いて原告被告双方の代理人が色々聞いていく。

まず原告側が、国が生活保護基準引き下げの根拠としたいわゆる「生活保護相当CPI」について、その定義や基準年選択の妥当性、また、算出法の妥当性などに次々と突っ込みが入る。

また、通常は「社会保障生計調査」という、被保護世帯を対象とした統計が取られており、それを参考にして保護基準等が設定されるが、「社会保障生計調査」はスルー(無視)されたという点も、今次引き下げのおかしさを示すポイントと言えるだろう。

対して国は、まず池田先生に、あなたの持っているのは何の学位か、統計学じゃないですよね(先生だって素人なのにわかったようなことが言えるのか?という悪意が感じられる)とか、でも厚労大臣に裁量権がありますよね(名古屋判決と同じように、みんな裁量権の範囲だと言いたい?)など、いや、あの決定はこういう理由で正しかったのだと正面からガチンコ勝負を挑んでくるのではなく、重箱の隅をつついて取れるものなら揚げ足の一つも取ってやろうという態度のように見えた。

こんなふざけた弁護しかできないような根拠でもって、国は保護基準の大幅引き下げをやったわけで、負けるわけにはいかないとの思いを新たにした。