このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

ホームと電車のすき間

電車が駅に近づくと、「なお、○○駅では電車とホームとの間があいている所がございます」ので気をつけてください、みたいなアナウンスを車掌さんがすることがある。そんなことを言うより、どこから降りたら危ないかを言ってくれたらと思うのだがそういうアナウンスは聞いたことがないので、自分で考えてみる。

モデルは自宅最寄りの東水巻駅の下り線(直方方面行き)で、列車はこの路線をよく走っている片側に扉がみっつあるタイプである。

列車には台車がふた組付いていて、当然ながら線路に沿って動く。

下り線の線路は曲がっていて、ホームの真ん中付近がへこんだ形になっている。

台車は線路の曲がりに沿って動くが、台車に乗っかっている電車の車体は線路に合わせて曲がってはくれずに真っ直ぐのままである。

前扉と後扉は台車の上くらいに付いているので問題ないが、問題は中扉である。へこんだように曲がったホームとの間には大きなすき間ができてしまう。(ホームの曲がりが逆の場合は中扉のすき間が最小になります。)中扉のすき間が狭くなるようにホームを改造すると今度は列車の前後部分がホームをこするようになってしまってイタい。

抜本的になんとかする方法はないわけではく、上り線(折尾方面行き)のようにホームも線路も直線にすれば、ホームが曲がっていることからくるすき間問題はなくなる。問題は、石炭はなやかなりし頃の、黒崎行きと若松行きを分けていた場所のあとに作られたために曲がっている駅のホームをのぼりくだりとも直線にする工事をするだけの利益を東水巻駅の乗降客から得るのはまあ、無理だろうな、言い換えれば、申し入れたところでJR九州はそんな工事をしてはくれまいなぁというあたり。

というわけで、黒崎・折尾から帰ってきて東水巻駅の下り線で電車を降りるときは、前扉か後扉がすき間が狭くておすすめ。中扉はやめといた方が無難だよという自衛策のお話でした。

「列車とホームの間が開いている所がある」という車掌さんのアナウンスも、中扉とか前後扉とか言って貰うのがベストだけれど、次に停まる駅のホームが進行方向から見て左右どちらに曲がっているのかだけでも言ってくれたらどの扉のすき間が小さいのか判断できていいのだけれどなぁ。これ、誰かJRさんにお願いしてみませんか?

7月19日執筆。

写真は下り列車。中扉の所のすき間が一番広い。