finalventの日記 2008-03-13 ■ムネオいわく
経由
鈴木宗男ランド ブログ by宗援会
宗男日記から
副総裁候補になっている伊藤隆敏東大大学院教授は、経済財政諮問会議の委員で、政府側に立って新自由主義政策を進め、格差を拡げ、勝ち組・負け組の構図を作った一人である。
しんぶん赤旗
2008年3月13日(木)「しんぶん赤旗」
日銀総裁人事を否決/参院 野党反対で白紙に
同じく副総裁候補の伊藤隆敏東大大学院教授にかんしては、二〇〇六年から経済財政諮問会議の議員をつとめ、「財界メンバーとともに、文字通り弱肉強食の『構造改革』を推進してきた中心人物であるため、反対した」と述べました。
要するに、鈴木氏も赤旗も経済財政諮問会議のメンバーを引き受けたのがアカンと言っているわけで、メンバー=新自由主義・弱肉強食主義ということでなければ、たとえ方針に反対したとしても、弱肉強食を押し通すための形作りに参加したのでは協力したのに等しい、という認識と思われる。(「イチジクの葉」の役割を果たしたのがけしからん、という認識。)
正統派経済学の一派としての新自由主義(フリードマンとか)と、弱肉強食の政治的主張としての"新自由主義"(ブッシュとか)は似て非なるものであるが、悲しいかな人間の脳力には限りがあるので、世の全ての事柄にわたってそれなりの認識を持つことはできない。
一般に、自分の立ち位置より遠い思想ほどその詳細が見えなくなるのは視覚の場合と同じなのであって、近い者にとっては天地の違いがあっても、遠くから見れば同じ穴のムジナにしか見えないことが往々にして、ある。orz
こうした人間の認知特性が今回の事態を招いた可能性は高いのではないだろうか。
それにしても、たとえ民主党が伊藤氏に反対していても、他の野党がこぞって賛成していれば通るはずなだけに、惜しい気がする。伊藤氏に二度目の所信表明の機会が与えられるならば、インフレ目標を失業率ターゲットに置き換えた所信表明を行うよう私は希望する。m(_@_)m