このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

熱回収の試み

残暑の季節になってからやっと本格的な夏到来、という趣の天気が続き、本格的に天井が焼けている。



そんな部屋で暮らしているから油断すると熱中症になってしまうので麦茶をがぶ飲みする。味の関係で煮出しているので、煎れた麦茶は一端室温まで冷ましてから冷蔵庫に入れる。普通は洗い桶か何かに水を張り、ちょろちょろ流しながらの水冷で冷ますのだと思うが、うちの場合、新鮮な水道水を流すようなもったいない罰当たりなことはせずヤカンの蓋を閉めたままで放置して冷やすので、2リットルの麦茶が室温よりちょと高い位まで冷えるのにたっぷり半日かかる。かといって温かいうちに冷蔵庫に入れてしまうとその分電気代に跳ね返るので、冷えるまでじっと我慢である。

そんなある日、ふと思いついた。風呂の水はなんちゃって太陽熱温水器で温めているのだ。沸かしたてヤカンの熱を風呂水に移してやれば麦茶は冷える風呂水は温かくなるの一石二鳥ではないか。

問題は、洗い桶にヤカンを入れるようにそのまま湯船に入れてしまうと転覆して麦茶風呂に入る(&麦茶が飲めなくなる)ことになるのは確実なことである。これを防ぐには、ヤカンを適当な高さに釣ってやらねばならない。



というわけで、新たに買い込んだ税込み105円ののれん棒と、前からあったフックを組み合わせた状態がこれである。(左側のホース類はなんちゃって太陽熱温水器用強制循環システムである。ホースには昼近くまで陽が当たらないので、朝のうちに水を張って茶を沸かしヤカンを釣ると温度差が大きくていい。)

熱いヤカンが上にあるので対流が起きず、時々手で水をかき回してやらなければいけなかったが、これまでまる半日かかっていたところが2時間程度で十分冷えた。風呂の水も多少温度が上がったはずだが上昇度はよくわからなかった。従って、回収した熱で浮くガス代でのれん棒代が捻出できるかどうかは微妙である。ひょっとしたら赤字と思われるが、麦茶が冷えるのが劇的に早くなったのでいいことにしておく。