このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

故障の季節

CDを聞いていると何かおかしい。調べると右しか音が出ていない。以前も同じようなことがあり、スピーカーの接触不良と見当を付けていたのでその線で色々調べるがらちがあかない。


色々やったあげく別のスピーカー端子に繋ぐと音が出ることがわかったためスピーカー故障の疑いは晴れ、アンプに疑いがかかる。このアンプ(リモコンなし)は今年初めに九州のハムフェアでとあるサークルのブースからタダでもらい受け、会場から最寄り駅までの約2kmや拙宅の5階までの階段を大汗をかきながら徒歩で運び込んだ、質量が17キログラムあるという大物である。これの前に使っていたアンプがまだ手元にあるので、壊れた後釜の方を処分して元に戻してもいいのであるが、接続替えもそれなりに面倒だし、これだけ重量級のアンプだと捨てるのもはっきりいって手間である。orz


そういうわけで蓋を開けて修理を試みようとするが、信号の流れがよくわからない。左右交互にテスターを当て、メインアンプ部には正常な電源電圧がかかっていることだけは判明したがそれ以上のことはわからない。故障個所は入力切り替え部以降スピーカー端子までの間…ということはわかるが範囲が広すぎ。左チャンネルは時々聞こえなくなっていたのでどこかの半田不良か接触不良を疑い、ドライバーの頭であちこち叩いていたらパワートランジスタの所で「ばちっ」と火花が飛んだ。orz

アンプの電源回路には幸い配電盤ほどの容量はないのでドライバーに大穴があくようなことはなかったが、半導体回路は異常電圧や異常電流には弱いので、アンプが本格的に壊れてしまった可能性はある。(;_;)

そうやってアンプの中身を半日ほどかけて色々調べ、諦めかけていた頃、ふと思いついてヘッドホンを挿すと左右とも正常に鳴っている。この種の大出力アンプのヘッドホン駆動方式には二種類あって、スピーカー用の出力を減衰器に通して鳴らすものと、ヘッドホン専用の小型アンプを積んでいて、プリアンプ部の出力をメインアンプとヘッドホンアンプに分けているものである。このアンプがもし前者のタイプであれば故障個所は極めて狭い範囲に絞られる。よくわからないままそっちにヤマを張って調べていくと、スピーカー切り替え回路のリレーの接点が一個壊れていることが判明した。断線しているのはAスピーカーの左側用接点だけのようなので、スピーカーケーブルをBスピーカー端子に繋ぎ変えたところ正常に鳴り出し、この重量品を捨てずに済むことになってホッとした。