DPZの広辞苑初版ネタ(まいしろさん)が面白いというか口出ししたい話が多いので書いてみる。
ブコメで触れたアイコノスコープは感度が低かったためキロワット級の白熱灯スポットライトを多用して番組を作ったという話をどこかで読んだ気がするのだが、その後のイメージオルシコンになってからはその手の話は聞かない。
アナログテレビの原理は絵を線に還元して図を送るファクシミリをちょう早くして秒速何十枚という画像を送ろうというものであるが、画面走査を全電子式にできるのがアイコノスコープが画期的だった点で、これと全電子式に画面を構成できるブラウン管を組み合わせることでそれまで研究されてきた不安定で暗く大がかりな機械走査のテレビは滅びた。なにしろ電子は超軽量なのでわずかな力で素早く動かせるわけで、これはそんじょそこらのメカには真似できない芸当だからである。
以下はおまけ。
型鋼の意味のチャンネルは現在も使われている。
漫画映画→テレビ漫画→アニメ、は、おそらく劇場で上映されるアニメとテレビ放映されるアニメの区別のために「テレビ漫画」といわれたものが、区別する必要を感じなくなったので単に「アニメ」となったものと思われる。作成法での区別は「モーションアニメ」「CG」」などの用語でなされることがある。
車、といえばデフォルトで牛車だったのはちょっと前に読んだ「平家物語」がそう。現代日本語で単にクルマと言えば道路を走る自動車だが、電車の英語案内では確かに電車もcarである。
100年前の「百年後の日本」の、個人用飛行機が普通になるだろうという外れた予言を踏まえて、空飛ぶ車がクルマという言葉のデフォルトになることはないだろうと断言しておく。、