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高校未履修問題

ニュース 経済・政治・国際

極東ブログ2006.11.03 高校必修逃れ騒ぎは誰が得するのだろうか

関連:finalventの日記(↑と同一著者) 2006-11-02■読売社説 [必修逃れ救済]「“騒動”で見えた高校教育の課題」


今回以前に散発的に問題になった例を引き、

どうも時期的に安倍政権とその官邸側の教育再生会議との権力構図に関係があるとしか思えない。

と推測するfinalvent氏。


教育再生会議の意図に関する彼の読みや、あるべき処方箋に関する意見はかなり違ってくると思うが、この筋は確かにありそうな気がする。

ところで、仮に必修とされる世界史の授業をやったところで、内職という形の「履修逃れ」は防ぎようがない。


しんぶん赤旗」日曜版の11月5日号7面の4コマ漫画「やく・みつるの小言大言」では、生命誕生から説き起こす地学かとおぼしき授業の締めが「地球上の人類の歴史なんてほんの一瞬みたいなものだ。取るに足らん」と締めて世界史の補習だったというオチになっている。ここまで極端ではないが、古代史とか中世はじっくりやるのに、現代、ないし第二次大戦後の歴史には入らずじまい、といった話は、自分が高校生だった頃からよく聞いていたが、少なくとも文部省(当時)サイドからそれが問題にされた記憶はない。


教科書ないし市販の高校生向け年表の構成から見る限り戦後史も履修内容に含まれているはずであるが、戦後史をやらないorやってこなかったことは不問にしながら世界史の未履修をことさら問題にするのはなぜか。また、事実上今期卒業生だけを問題にするのにも何かしっくりこないものを感じる。


戦後(=現在の)世界秩序の元になった考え方、とかは、戦中から戦後の歴史の流れを大まかにでもつかんでいなければ理解できないと思うのだが…。