このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

ニート@bewaad institute@kasumigaseki

bewaad institute@kasumigaseki 2005-05-27が、ニート問題特集みたくなっている。

■ [economy]「ニート」を騒ぐ連中は隗より初めよ

■ [economy]で、他の施策を調べてみました。

■ [economy]じゃあ若年労働の実態ってどうよ?

最後にsvnseed氏の名作二本(1,2)を持ってきているのはさすがというか。



で、二番目の「他の施策」が、原因の筆頭に需要不足をあげながら対策ではその点をあげていないことをとらえ、bewaad氏は

であれば対策はこの順番に従って、需要不足解消のためのものが最優先と考えるのが常識ですが、なぜかこの報告書、対策の記述にはいると一切需要対策が描かれず、あるのはミクロ介入・洗脳施策のオンパレードという噴飯もの。

と不満を述べる。



今日は、この原因について私の意見を述べたい。

需要不足が原因、あるいはマクロ的な対策を打つ必要があるとするなら、マクロに責任を負うのは政府なので、間接的であったとしても政府の自己批判あるいは別の部署への批判にならざるを得ません。

そして、下手にそういう批判を食らわすと、勝手知ったる政府同士だけにどんな恐い逆襲を食らうかわかったもんじゃないはずです。



しかし、「ニート」本人の個人責任を問う方法であれば、福知山線事故ネタ(ココログ)で

個人責任で済ます方法は、安全設備を設ける義務がある側にとっては金を出さなくて済む上に、どうかすると個人に責任をなすりつけて自分の責任を不問にすることもできるのでかなりおいしいものですが、危険を訴えようとする現場の者にとっては、事故前の指摘は"お前の心がけが悪いのを棚に上げて他人(or設備)のせいするな。"と言われ、おまけに事故後に問題を把握していたことを下手に公表しようものなら"わかっていたのに事故るとは注意散漫だ"あるいは"居直ってないで素直に反省しやがれこのボケ"という批判が飛んでくる恐いものです。

と書いたのと同じ構図が適用できます。責任ある部門からの逆襲を受けずに済むのはもちろん、自分(達)[=政府]は一段高みに立てるし、マクロ政策を要求する不届きなニートが現われても、"人の責任を追及する前にまずてめぇが努力せんかぃこのボケぇ"と逆襲する権利を留保できるわけです。

一方ニート側にはたとえ責任がなくても人生の敗者というひけ目を感じざるを得ない状況があるので、マクロ政策の失敗を公然とは追求しづらい。これが、デフレの長期化を支えている構造の一つではないかと思われます。

ニート同士団結して失業者組合でも作り、マクロ政策を要求する形でこの構造の一角を崩せれば一番良いとは思うのですが、実際は難しいというかやれるもんならとっくに出来ているでしょう。



というわけで、一票一揆の機会をうかがうことにします。orz