このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

怪説内部留保

ネタ元は、しばらく前から書いてみたかった「内部留保って何?」について。

この話、話を聞かれている方も、そしてたぶん話しているかたもよくわかってないっぽいので、たくさん憶測が混じります。そのへんの間違いの責任はすべて私にありますので、リンク元に注文したりしないようにして下さい。リンクは、ソースの提示のためにだけ示してあります。

これを読んでますますわからなくなったとしても、筆者は責任を取れません。自己責任でお読みください。

国債について

円で発行される国債については、日本政府あるいは日銀はいくらでも円を発行できるのでデフォルトすることはありません。制限があるとすればインフレ率であること。ここまではれいわと共産党の見解は一致しています。

そこで、同じインフレ率、あるいは通過発行高で線を引くならば、枠内の財政をどう組むかが問題になります。余力は数十兆円ともそれ以上とも言われていますけれども、その枠内で何をやるかは問題になり得るわけです。

共産党が基本的に現在の財政の枠内での組み替え(?)を言っているのに対して、れいわは組み換えをするかどうかには触れていないように私には見えます。

内部留保について

年度を超えて必要になるお金を繰り越して持っておく、のが基本です。設備更新用の積み立てを含める場合もありますが、余ったからとりあえず積み立てる、というのもアリです。

問題なのは、過去数十年での内部留保の増え方の大きさに比べて賃金の伸びが小さすぎること。内部留保は人件費ではありませんが、人件費に回してもらうつもりの減税が内部留保として積まれてしまったと石破首相も言っているようです・

貸借対照表

作成時点での財産と負債を並べて表示したもの。資産と負債の数字は一致させるように作る。リンク例。

歳費

ときどき、議員の給料は高すぎる、という意見を目にする。

貴族や金持ちだけが議員をやっていた時代は、議員に給料を出すようなことはありませんでしたが、労働者が被選挙権を得ると、無給だと議員やっている間は食えないとか色々な問題が指摘されて、給与が出る(落選プレミアム?を考えたら他の仕事より高めに設定すべきだが、地方議会だとそうなっていないケースも多い。)ような制度になり、生活給以外に調査研究費などがかかることを考慮して、国会議員の場合会社勤め人より高めに設定されている。(これは小学校かどこかで習ったがググっても出てこない。)

その割にろくでもないのが混じっているのは、確率論的に仕方がない面もあるが、

第四十四条 両議院の議員及びその選挙人の資格は、法律でこれを定める。但し、人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産又は収入によつて差別してはならない。

としながら、一方で高額な供託金により俺クラスの貧民の被選挙権を事実上奪っていることも大きいのではないか。(非コミュで一般的な選挙活動が難しく感じる問題は置く。)

タコ政治によって苦しい生活を強いられている身としては、あんな連中に給料を払うのは腹立たしい、と思うのはもっともであるが、その考えを推し進める先に、似た境遇の人が立候補できない世界があるような気もするのだ。

選択

参政党についてのtogetterを見つける。

ブコメではおおむねさんざんな言われようだが、投票先の選択について色々な要素に重み付けして良い順に選ぶとした場合(要素1*重み1+要素2+重み2…、の合計の一番高得点な所に投票する)、たとえば彼らの憲法「改正」案に与えられる重みが軽い人からは、「改正」の内容はスルーされがちなわけで、支持の多寡にあまり影響しない、ということもあるかもしれない。

俺の投票関数では憲法問題には多めのポイントが割り振られるので、芳しくない評価になるわけだが、俺と逆の評価、または、あの憲法案に高い評価と優先順位を与える人がそれなりに多いのだろう。

参政党の憲法草案が、とりあえず書いてみました、程度の位置づけなら当面無問題だろうが、国民主権を本気でチャラにしたがる人たちもいるので、そういう人たちと連携したりしないように、今は祈るばかりである。

切られ俺

専門性があること、だの、個人依存、だのを見つつ、自分の書いた「社風」やら「切られ」やらを思い出す。

その仕事ができるのは自分だけ、というので、代替要員を求めたのに親の通夜にも出れなかったとかの経験の一方で、俺がやったマニュアル化の果てに自分の首が飛ぶとか、効率化のための最低限の説明をしようとしてそんなの無理(?)だと切られるとか、色々な経験をしてきた。

主因はまあ、自覚はないが俺の性格が悪いのだろうと思う。(性格が悪いからクビを切られるのに違いないという指摘を受けたこともある)どう直せばよいのかは見当もつかないが。

一つ言えるのは、マニュアル化なり属人化なりの問題は、その業務によって最適解が違う、ということではないかと感じる。シーケンサーのバグのは直属上司には通じなかったが、上司が投げて俺がメーカーの担当と話したら一瞬で話が通じたということもあった。ある程度の共通の基盤が相手との間にあれば話もできるが、そうでなければマニュアル化どころの話ではないし、今まで回っていた仕事の作業手順を変更する前提の勉強をする手間を厭う気持ちもよくわかる。(^_^;)

俺に人徳があれば、説得力も生まれるんだろうけどなぁ。

極端

世界的に極端勢力が伸びているらしい。

俺は自称過激派だけど、伸びているのは残念ながら俺とは逆を向いた人たちである。

昨日と今日は同じように見えるが、今の政治に嫌気がさしていて、変えたいと思った場合、多くの人は政権とはちょっと違うところに投票するだろう。

そして、似たような政治が続く。(革命でもやれば別だろうが、その話はひとまず置こう。)

それに飽き足らない時、どうするか。昔考えていたのが、極論を唱えれば常識的な見方との中を取って大きな動きが作れるのではないかというものだった。

が、世の中そんなに甘くなかった。議会などでの話し合いで「出た意見の中間点を落としどころにする」といったルールはない。(というか、中間点なんてどうやって決めればいいのか?)だから、極論を推しても政治が良い方向に動くとは限らない。というか、一足飛びに極端な主張が実行されてしまう可能性もゼロではあるまい。(歴史上実例もあるが、この際俺の主張は不問にする。(^_^;))

そんなわけで、手間がかかるが、あれこれの言い分をいっこいっこ確かめながら身の振り方を考えていくしかない、という、過激派俺らしからぬ穏健なオチを付けてしまうのだった。

インフレ

インフレに苦しめられているのにインフレターゲットのバナーを降ろしていない、的なご意見をいただいています。

理由は、外し方がわからなくなった…ではなく、今のインフレを一言で言うと「悪いインフレ」で、健全なインフレ(?)にはなっていないからです。

あるべきインフレは、若干の需要超過から起きる、労働(労働力)を含む供給不足で、それにより設備投資や賃金の上昇が続くものです。

対する、良くないインフレの例がコストプッシュ型と言われるもので、原材料あるいは輸入物価等の上昇で値上げを強いられる形のものです。このタイプのインフレが前向きの設備投資を誘発したりすることは基本的にありません。リストラで人余りになるのがありがちなのに今「人手不足」と言われているのは、提示された賃金では十分な応募者が来ないからで、通常なら提示する賃金を上げて応募者を増やすところ、それができない環境にあるわけです。

大企業主体の「賃上げ」も、物価上昇に追いついていない、言い換えれば実質賃金は下がっているわけです。

そんなわけで、あえてインフレターゲットの旗を掲げたままにしてあります。

加齢

自分の子供の頃の話とかは、大部分の人には通じないだろうと思うので簡単な解説をつける。ブコメだったと思うが、小学校低学年くらいと書いた人力田植えとかのネタがそれである。

これが離婚後位の話になると、何年くらい前という感覚がなくなっていることが多い。昨日のエントリで触れたオキュパイ運動など、ほんの数年前で、99%と書けば誰でも思い出す、と決めつけていたわけだが、その決めつけこそ俺が歳を取った証拠のようなもので、実は10年以上も前の話だと気づいたのは検索して出てきたものを見てからだ。そこであわててリンクを追加し、そのことをコメント欄に書いた。

当時の俺が、我々は99%の側にいる、というスローガンにいたく感じ入ったのは確かだが、他の人、とりわけ若い人たちが歴史的事実、またはそれを知った時の感覚、あるいは幼い時にニュースとして見た時の感覚とかは、おそらく別だろうから、これで若い人たちにも話が通じる…かどうかはわからない。