大みそかの続き。
その後、寝床アンプに寝床PCからの信号を送ったところ左しか鳴っていないことが判明する。カセットの音は両方鳴っていたのでアンプ部やスピーカーの故障ではない。ダイレクトスイッチを切り替えてトーンコントロールを通すと鳴らなくなるところから、接点復活剤を噴きたいが無理と判断してあきらめた、切り替えスイッチを回すと動くサーボモーターの先にある、硬質プラスチックが何層か重なった箱?の中に問題の接点があるのに違いない。
そいつに薬を噴く前に、プラスチックの留め金をゆるめて、薬を噴くためのすき間をつくってやる必要があるが、一歩間違えば割るとか再起不能になるほどバラしてしまう危険があって、その場合代替部品は調達できないのでアンプ全体がダメになる。
のるかそるかの大ばくちは、結論からいうとうまくいった。どのすき間に噴いたのが効いたのかよくわからんし、他の入力が正常に働いている保証などないが、蓋をして数分鳴らしたが異常はなかった。
今日のメインイベントは、記憶に間違いがなければこれも貰い物か激安ジャンクの、チューナーとして使っている小型アンプだったのだが、こっちのほうは実はどうにもならなかった。
悪いのはラジオ部分だけでアンプ部は正常。こいつの故障は一見接触不良の類に言えるが、どうもそうではない気配なのでたぶん俺の手には余る。
潤滑油が固まっていたのを直し損ねて数か月日和ったあげく昨年末に放り出したカセットウォークマンのように、諦めて捨てることになると思うが、しばらくは寝かせておくことになるだろう。