このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

掛時計

襖の、めったに開けない側の上に掛時計を下げている。鴨居にビスを打っているので過半は襖にかかるが開けないので無問題である。

が、巻物カレンダーを中に変えたため、鉄板ホワイトボードが広くなったうえに「小」用のボードを下に連結したので磁石で下げられるものが飛躍的に増えた。場所があればあれこれ貼りたくなるのは人情であるが、部屋に風を通すと吹き飛ぶものが続出した。

しばし悩んだ俺は、襖を反対に開けることにした。これでボード側の風はさえぎられて吹き飛ばされ事故は激減したが、開けた側の真ん中付近にある時計に頭をぶつけるようになった。

あまりによくぶつけるので、取り付け場所を変えてやろうと思い始めていた今日、それは起きた。

ごつん、どしん、がっしゃん。

時計は落ちて、文字盤の前のガラスが割れた。

時計は貰い物の骨董品なので、ルミエールで同じようなものを買ったら最安千円未満なのを知っている。しかも今まで何度も買い換えを迷っていた時計である。これを機に捨てるのが正解なのだが、ガラスが割れたといっても二枚になっただけできれいに合わさる。ここで、俺の中の修理趣味がなんとかできないものか考えはじめた。とりあえず両端を固定してアロンアルファを流す。これを両面やってそれらしい状態にする。接合部の見え方は落ちるがだいたいの時刻確認に支障はない。

ここまできてやっと近くの柱にビスを打って移設である。これでもう頭をぶつけてどうにかなることはあるまいが、なんというか、絵に描いたように見事なあとの祭りだなぁと思ってしまった。