アダプタを繋いで使っている電気カミソリの充電ランプが数日前に点かなくなった。正確には、短時間かつ一回だけ点いたがあとは死んだまま。
ランプでも切れたかと思って使っていたら、突然止まって気がついた。これは電池切れだ。
ほとんどヒゲは剃れなかったが、とりあえず出かけなくてはいけない。コロナでよかったと生まれて初めて思ったのは、マスクをしていればヒゲは見えないからである。
帰宅後、テスターを持ち出して調べるとACアダプタが死んでいるっぽいのでとりあえず開腹する。
…できない。妙に頑丈でフタが開かないのだ。仕方がないので金鋸で挽いてからむりやり開く。
…中にあるはずの部品のかわりに見えたのは、黒い樹脂で固められた何かだった。
ここでアダプタの修理あるいは悪あがきをあきらめて、DCコードを切り取って本体をゴミ箱に放り込み、近い電圧のアダプタをケーブルに繋いでその先にカミソリを繋ぐ。が、ランプは点かない。アダプタの出力は出ているのに。
ここまできてやっとケ-ブルを疑う気になってテスターを導通計にして当てると、二本中一本で反応がない。しまった、アダプタ本体ではなくてケーブルの方が不良だったか?
外見に異常はないのに、と思ったが数年前に被覆が裂けてテーピングしたところがある。テープを取ると、ビンゴである。
そこを切り詰めてチェックすると今度は正常。できるだけ短く切ったとはいえ、曲がりを保護するカバーが付いたところ2cm位は残してあるのでそこを剥いて繋ぐしかない。苦心の末繋いでやると、何事もなかったようにランプが点き、しばらく後に充電完了を知らせる点滅にかわった。
しかし刃の交換時期が近づいているし本体も寿命に来ていておかしくはないので、この際買い換えてやろうかと思う。