このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

台風vs特売傘

あちこちに傘を忘れて小さい傘の在庫が減ってきたのでルミエールで「紳士ジャンプ傘60cm」を買う。

輸入品(中国産)で税込み249円の値札が付いているが、「軽くて風に強いグラスファイバー骨を使用!!」などという煽りの載ったタグが付いているのに噴く。いやこれは気の利いたビニ傘の値段だぞ。そんなに期待はできんだろ。

しかし、買ってすぐに出番はやってきた。今日は台風が来ているので受風面積が大きいため保持に苦労する径の大きな傘は使えない。小さな傘だと雨を防ぎきれないが、この風ではどのみちすぼめて使ったあげく頭以外はずぶ濡れになるのがオチである。ならば小さい傘の方が取り回しが楽な分マシというものである。



仕事では屋外をうろつき回らなければならない。いっそ休めれば楽なのだが盆暮れ正月も抜きなので身の危険が迫らない限りその選択はナシだ。回る風に合わせて巧みに傘を操りつつ歩く俺。その時、思いもよらない方向に風が変わる。おちょこになる傘。ああ買って数日で一巻の終わりか、と思ったが骨がえらくしなやかに反っている。もしやと思って傘の向きを風に合わせると、骨は何事もなかったかのようにもとに戻った。

一昔前の安い中国製といえば品質もそれなりであることを覚悟しなければならなかったのだが、249円でこのハイクオリティは何事か。いつかは中国に追い越されるとは思っていたが、安物傘で敗北を実感して打ちのめされる日が来ようとは、想像もしていなかったぞ。