左巻先生へのお返事
左巻先生
働ける条件にあるのに働かないでいる人は別ですが。
BUNTEN
この留保を付けていると、たとえば、「BUNTENは働ける条件にあるのに働いていない」といった非難が降ってくることが容易に想像できる(ブコメ&ツイートです。メンションではありません。)
左巻先生(BUNTENへのメンション)
すみません、これ、厳しい条件ですか?
以下のエントリは、最後に引用したご質問へのメンションです。
ツイッターでは表現しきれないのでブログで。
失業中だった私に対しては、たとえば「仕事をえり好みしているから就職できないのだ。」という批判がありえて、実際私は、自分の特性に合わない仕事には応募していませんでしたから「えり好み」という批判はその限りで当たるわけです。
そうしたことや、仕事縁に恵まれない(応募しても落ちる)状態の人について"働けるのに働いていない"という筋から批判する例は、挙げませんがたくさんあります。
また、ブラックでも何でも働くべきだ、的な意見も散見されたりします。
「働ける条件にある」という左巻さんの言葉に、そういう意味が込められていないのは承知しています(=私のツイートは、条件が厳しいと言っているわけではありません)。m(_◎_)m
が、同じ言葉を、人間しばかれてナンボ、社会は甘くないぞ、みたいな文脈で使う人も無視できない数、居るわけです。
私が恐がっているのは、そうした人たちから私に向けられる非難なのです。
おまけ(返事とは切り離してご覧下さい)
色々条件を整えても職に就かない人というのも一定の割合で社会に居るものですが(何かの本で推計を見た)、だからといって、お前は生きる資格がないとか飢えて死ぬべきだとかいって突き放すわけにもいかないでしょう。その意味から、私はその種の留保を付けるのには賛成しません。
職に就くインセンティブを削ぐような福祉制度の設計の問題は、(あるとすれば)それとして別途対応すべきでしょう。
また、ある人を福祉の支給対象にするかどうかを決めるべく誰がどのように、働けないのか、働かないのかの区別を行うのか、とかを真剣に考え出すと夜も寝れなくなるくらい複雑怪奇な領域になってきます。そんな領域に踏み入るのはまっぴらな私なら、一切の留保を付けずに、単純に、収入が一定未満かどうかだだけで決めるだろうと思います。(今は無き高齢加算のような仕組みは別途ありえます。)