このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

自然エネ問題雑感

再生可能エネルギー、日本の常識は世界の「真逆」 ドイツや米国の太陽光や風力が安い理由(ブコメ2)



このへんで疑問なのは、負荷と発電量の変動への対応をどうしているかと、系統連系ないし波及事故のコストをどこまで許容するかといったあたり。

電気は使う分だけ発電するのが基本で、溜めておくことは基本できない。いや、揚水発電だの蓄電池だのといった色々な方法でできなくもないのだが、負荷に合わせて発電するのに比べたらべらぼうにコストがかかるのである。



ところが自然エネルギーときたら、お天道様なり風なりの気の向くままにしか発電してくれない。それを発電しただけ買い取るとすると、負荷との間のしわ寄せはどこかの発電所が引き受けざるを得ない。



発電する方だって一定出力で回す方が楽に決まっているので、しわ寄せ担当の発電所はどうしたって低効率高コストで回さざるを得ない。が、どこかにこういうしわ寄せ担当の発電所がないと、周波数や電圧がふらついて工場の機械やハイテク家電が動かせなくなってしまうのだ。



この、"しわ寄せ発電所"のコストを誰がどう持っているのか、が、外国の自然エネルギー価格の話題に関する俺最大の関心事なのだが、話を聞いた記憶がないのが大きな不満である。

もう1つの問題は、電灯線(動力線とかでも同じ)に繋いで使うシステムの場合、安全対策がうまく練られていないと事故った時に自分の所だけでは済まず余所まで停電させてしまうということがある。(波及事故)



そういうことが極力起きないようにするには、自然エネルギー系も含めた送配電系全体をシステムとして作り込まないといけない。余所まで停電させても平気なら安く上がるかもしれないが、自分の所以外に影響が及ばないようにしようと思ったら、それなりのコストがかかるのを覚悟しないといけない。少なくとも、安かろう悪かろうでは困るのだ。



が、そうした電気の品質が、自然エネルギーが安いと言われている国でどうなっているのかについてもあまり語られることがない。これまた欲求不満が溜まるのである。