1日の日記に書いた本を7日に、職安で求人検索orzのついでに受け取ってきた。
リンコ節炸裂のエッセイ、ないし自閉症体験記本。(花風社)
想像力の障害と言われる自閉症だが、想像力が欠如しているわけではなく生活の役に立たない「スカタンな想像」力(10ページ)の問題なのだと冒頭から飛ばしてくれる。\(^o^)/
「逆走」ができない、「趣旨にさかのぼるのはむつかしい」(他の言葉で言うと、他人の意図を瞬時には読めない(参照:「心の理論」、P.212「意図という概念がなかった」))、「画面分割ができない」「履歴が消える」(短期記憶が弱い)など、自閉症についてよく言われることのいくらかを、独特の言葉遣いでおもしろおかしく語ってくれる。
そのほかにも「日本の子どもがひそかに味見してがっかりする、三大がっかり食品」(買って、その三つが何か探していただくためあえてページ略。)といった小ネタも満載で読んでいて飽きない。
リンコさん個人に関わる謎、たとえば日記で語られることが多い間取り図フェチのルーツがどこにあるのかといったことがわかるのも私的にはgood。「道楽専用想像力」で、王宮の浴室を開放して風呂屋をやるべく書き飛ばした"図面"には脱衣所はあっても釜がなかったと告白するあたりでボイラー技士の私は爆笑。\(^o^)/
その他、とにかく楽しいリンコ本(一体何の本を薦めているのだ(^_^;)>俺)、買って損はないと思いますです。m(_@_)m