離婚が決まったので、不安定雇用でも何でもとにかく今以上に金を稼ぐべくハローワークインターネットサービスでめぼしい求人をリストアップして出かけ、ハロワ内でさらに二件拾って窓口へ向かう。
「この求人は女性ばかりの職場ですね。男が一人混ざると色々面倒ですから、応募しても難しいんじゃないでしょうか」
「これは内定者が決まっているようです。(充足しています。)」
「これ(とこれとこれ)は公共交通機関の便が悪く、あなたには通勤困難でしょう。」
というわけで、限度一杯の五枚出力した求人票が、一件も面接に繋がらないまま門前払いされて玉砕。私は貧乏なので運転免許は持っているが自家用車は買えない。そのため自転車または公共交通機関で通える範囲ということで、求人票の出力前に十分吟味しているつもりだが、それでも地名や交通の便が全部頭に入っているわけではないのでチェックにかからないものが出る。
クルマ通勤でなければ、と言われた所の一つは最寄りバス停が書いてあったこともあり、面接の申し込みをしたいと粘ってみたのだが、あまりに見込みのない求職者を紹介するのは職安側としても色々都合が悪いらしく没。
この日は出力したもの以外に、クルマ無しでは通勤できないと判断してリストアップしなかった求人票が何枚もあったので、クルマが買えないことによるマイナスはかなりデカいことになる。一端貧乏になったらはい上がるのが困難な理由の一つを見た思いである。
