書くかどうか迷ったが、載せてしまうことにする。
町の検診に行ってきた。特定健診の対象者は国保加入者で、集団検診にのみ「生活保護受給者等検診」が併設されている。
話は数年前にさかのぼる。
ある年の検診で、係員の人が行列に並ぶ人に順に、保険証を見せてください、と尋ねて回っている。私の番である。
「保険証を見せてください。」
「持っていません。」
「お忘れですか。」
「いえ、持っていません。」
「どういうことですか。」
そこでくどくど説明を強いられる俺。なんで衆人環視・行列の真ん中で、俺は生保受給者だから保険証がないのだと声に出して言わねばならんのか。
担当者にお願いした結果、次の年には生保受給者証を提示する方式に切り替わったが、行列の真ん中という方式は変わらなかった。で、またお願いである。
提示が会計時のみになったのは去年か一昨年か。それでも衆人環視の地域医師会の会計机で証書提示等のやりとりを強いられる点に変わりはない。その苦痛を訴える。
そして今年である。領収書の付いた料金表が付いていて、それを持参しろと書いてある。
事前チェックで証書提示は要求されたが、小声で滞りなく終わる。
会計机で0円と書かれた領収証が切り取られ、俺の手に…渡されない。
「領収書を下さい」
「ゼロ円だからいらないでしょう」(結構大声)
…書式を考えてくれたであろう町の担当者の配慮もブチコワシである。(号泣)
というわけで、生保受給者はそれとわかる札でも下げて街を歩かないと社会に納得して貰えないという事実を改めて思い知った俺なのだった。orz