このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

臓器培養計画

■なぜ臓器が足りないのか? そのとき何がおこるのか? そこへの自ブクマ(自分で付けたはてなブックマーク)

■[医学]臓器売買は容認できるか そこへの自ブクマ

関連で、昔NIFに書いたものを再掲。なお、その後色々あったあとで書いた場所のSysOpの不興を買って追い出されたのは言うまでもない。

NCA00201 3/09 RE^2:クローンってなぜいけないの?/J/文典

検索キー:社会・クローンのいる


 んだけどねえ、ここで「交換用パーツとして人為的に先天性の障害を持た
せた個体」を造った場合、はたしてその個体に人権が認められるでしょうか。



その前に、そのような個体を人為的に作ることが人権概念との間に摩擦を産ま

ないか、ってことを考えたくなってしまいます。

最も原始的で乱暴なやり方は胎内にいるうちに脳を切り取ることだと思います

が、これは出るまでは人ではないという日本の法律はクリアできたとしても受

精した瞬間からヒトだと考える人々を納得させるのは無理っぽいですね。

遺伝子の一部に細工を加えて脳が発生しないようにする、という手法も考えら

れますが、技術的にはかなり困難を伴いそうです。



でもこのへんの話は面白くなさそうだから保留。



無能症、違った無脳症の場合へその緒が切れると死ぬそうですので、肝臓など

の再生能力の強い臓器ならともかく、サイズが意味を持ってくる心臓などの代

替をさせようと思ったら、少なくとも思春期前後まで生かしておかねばなりま

せん。従って、無脳者をいかに作り成長させるかという技術的困難を最も安直

に避ける方法は、無脳者を作るという方針を放棄し、完全体一式を作って時が

来るまで奴隷にしておくことです。こうすれば移植予備の労働の上前をはねる

こともできますからコスト削減にも役立ちます。でもこれはまず間違いなく人

権問題にされてしまうという欠点があります。



で、無脳化技術ができあがるのはまだ先だろうから、そんな技術を前提にして

話していいのなら基本的に何でもありだってことで、別の方向性を提起します。



どうせ単なるパーツにするなら腹膜かなんかを子宮の代わりにして(俺男だか

ら自分の子宮を使おうとは考えない。)移植したい臓器(及びそれを発生させる

ために必要な付属品)だけを発生させて自分の体内で培養するとゆーふーにす

れば、それは自分の身体の一部に過ぎないと言えるわけだから、たとえ脳を作っ

たところで誰も文句は言わないんじゃないの?

このケースもクローニングだと思って人権問題にしたがる奴が出てくるかもし

れんが、あくまでこれはただの臓器倍増計画なのだった。



新生児サイズの予備一式(*)を腹に納めて歩く出腹ちゅーねんの権化な男の姿

はあまりにグロかもしれんが、移植予備をいかに生かしておくかなんて考える

必要なくなるわけだし、これって名案でないかい。ブラックジャックが取り出

してピノコくん作ったらやばいけどさ。 :-p



*注:人権問題にならない、すなわち子供の形になっていないバラバラ・パー

ツの寄せ集め。この時代になると男性同性愛者向けの自腹クローニング

が実用化されているため、事故などの際に"胎児"を使うべきか助けるべ

きかを容易に区別するためもあって、一式パーツ培養の場合ヒト型に組

み合わせることは禁じられているのである。

ちなみに女性の場合、妊娠中の培養が基本的に禁じられている(男性の場

合、生殖用とパーツ用の同時培養の禁止)他、子宮でパーツ培養を行なう

ことはできないことになっているらしい。



なぜ新生児サイズかというとあまり大きいものを一式揃えておくと父体

が耐えられないからで、耐えられる限度というのが、培養している各パー

ツの合計で胎児大というわけだ。

既に不調の臓器がある場合など、あらかじめ何を使うかわかっていると

きはそこだけをおとな大まで腹中培養して使うのだが、そうでない場合、

この例のようにミニサイズで一揃えして持っておくのが一般的である。

(といっても、先に書いたように見栄えがしない割に本体への負担が大き

いので常時携帯派は少数である。)

この方式で予備パーツを持っている人がいずれかのパーツを使う場合、

他のパーツは捨ててそれだけ促成栽培ででかくしてから付け替えること

になる。



予備パーツを腹の中にしか置いておけないことになった理由は、男性器

の予備を定位置につけて保持して「二本人」と称した酔狂な男がいたか

らだと言われているが、なにぶん古代のことなので真相は定かではない。

歴史的注釈


が行頭にある行は引用文。引用元は以下。

nifty:/FENV/BUL

3/07 RE:クローンってなぜいけないの? /J.M.G

検索キー:社会・クローンのいる

J.M.GはJ.M.GEAR氏のハンドルの省略形で、Niftyフォーラム掲示板のタイトルの字数制限のために採用されたもの。

仕様上書き込み年がわからないが、たぶん'97年。

なお、その倫理観からクローニングを含む一部の技術の開発規制を強く主張したのはそこのSysOpで、私は研究・開発を止(と)めるのは不可能であるという立場を取っている。



当時の、iPS細胞など考えられなかったクローンの技術的制約から、卵子を使ってヒト一人まるごと作って移植予備とする、という話から始まったが、それはまずいから脳なし人間でいこう、という話になったところで繰り出したのがこの話。

この後あまりにも夢物語として(?)話がしぼむが、しばらくして選択的発生の実験に成功した(特定の臓器を作れた)というニュースが流れた。しかし腹での栽培は今に至るまで実現できていない。

男性同性愛・性同一性障害関連の話で、BUNTENがたまに「腹膜妊娠」なる用語を口走ることがあるが、そのルーツはこれである。しかし将来、男性を妊娠させる技術が実用化されるとしても、腹膜に胎盤を形成させることになるかどうかなど、もちろんわからない。(^_^;)

腹で予備臓器を培養するとか、最大サイズが胎児以内という設定になっているのはもっぱら妊夫の見た目の問題であり、技術的根拠は想定されていない。



>このケースもクローニングだと思って人権問題にしたがる奴が出てくるかもしれん

クローニングに卵子を用いることについて倫理的問題を指摘していたグループがあるが、あの話のことでは一応ない。バラバラ臓器の一揃えをヒトと見なせるかどうかというのがここで想定されている論点である。



>臓器倍増計画

所得倍増計画のダジャレ。



>二本人(にほんじん)

これもBUNTENがよく使う用語だが、モノがモノだけに使えるチャンスはめったに巡ってこない。