このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

実感物価-それでどーしろとゆーのだ?

批判記事。



A.R.N [日記] 2007/10/10 (水)■[経済] 幻想と言われても……

kmoriのネタままプログラミング日記 2007-10-10■[経済] 朝日社説「消費者物価指数は信用ならない。アンケートの方が正しい」

こら!たまには研究しろ!! 2007-10-09■[economics]物価指数は下がってるけど実はインフレだ……ってw



以下は、見ているうちにだんだん腹が立ってきたこれら↑の元ネタ。



大西 宏のマーケティング・エッセンス2007年10月08日消費者物価指数という幻に惑わされてはいけない

朝日社説(魚拓)※二番目の社説が問題の記事です。原油高と物価―指数に表れぬ値上げ圧力

フジサンケイ ビジネスi(魚拓)生活用品次々値上がり…物価指数はマイナス 庶民感覚と統計にズレ

これら元ネタブログや社説やら記事では物価指数ではなく"実感"の方がホンモノだ、という扱いになってるわけだが、だからどーしろとゆーのか。物価(=一般物価の)問題として扱っているからには、これらの記事で指摘されている問題に対処したければ物価問題としての対処が必要だということになろう。



物価上昇、ないしインフレ問題としての対処となると、それは当然金融引き締めということにならざるを得ない。物価指数を蹴飛ばしてでも物価が"安定している"という生活実感を大事にするデフレ万歳な金融政策が「失われた」××年を生み、デフレの深化でみんなえらいことになってやっとデフレ克服が政治課題になり、日本全体としてどうにかこうにか水面まであとちょっとという所までこぎ着けたというのに、お前らはそこで逆噴射を煽ろうというのか?

そもそも生活実感に反映する品目の価格上昇はもっぱら日本の主力輸入品の食料やエネルギーの価格上昇が大元にあるわけで、これは交易条件の問題だから金融をシメて物価を冷やしても生活はちっとも楽にならない。むしろデフレが悪化する分ひどいことになるのがオチだ。orz

とか怒りのあまり書き殴っていると陰謀論になりそうなので、庶民感覚礼賛諸氏がこのへんわかってやってるとは言わないが、これら論説には少なくとも世論を"物価を下げろ"方向に動かす効果はあるだろう。その世論にまかり間違って日銀が乗りでもした日には悲惨の十年延長はかたいという意味では庶民感覚では物価が上がっているとかいう意見が今の日本経済にとって有害であることに違いはない。庶民感覚礼賛諸氏の猛省と勉強を期待する。