このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

為政者が愚か説へのはかない抵抗

svnseeds’ ghoti! 2007-09-05■[経済/金融]もう日本ダメだね 及びそのコメント欄、さらにぶくまコメントの下から二番目。



既にコメント欄でごちゃごちゃ言ってますが、いくら安倍政権の面々がアホに見えると言っても、少なくとも学歴は高卒DQNの俺より上、しかも選挙で当選できる器量も備えているわけで、そんなに頭が悪いわっきゃないじゃないですか。こうなるについては、為政者の頭が悪いという考えや陰謀論以外の合理的説明が、絶対付くはずなんですよ。



その説明を付けるのが俺では器量不足なのはあっさり認めるけど、他人に丸投げする前に努力の跡くらいは公開しておこうと思ってラフスケッチを書き残します。申し訳ありませんが考えがまとまらないまま書いたのでオチはありません。あなたの、ベターな考えをぜひお寄せ下さい。m(_@_)m

で、半径5m説。

まず、付き合いは同じ階層間で行なわれる可能性が高いだろう。ネットでも似た考えの持ち主が群れる位なのに、生活のベースひいては考え方が違う者同士は行動範囲も違うので実生活で出会って会話するのは至難のわざだ。



すると、偉い人と付き合うのはやはり偉い人になる。政治家と直接会話するのはたいていの場合社長だの学者だの。言い方を変えれば成功者と言われる人々が多くなるだろう。svnseedsさんのコメント欄に書いた言葉を再録すると

どこぞの社長のシバキ主義的意見とか、日本は成熟してしまったから成長を追うのは無理とかゆーどこぞの学者の意見とか、そんな話ばかり聞こえてくるのが一因

ということである。

次に、人間の感じ方の特性として



自分の成功は自分の努力が実を結んだもの、自分の失敗は他人のせい。



と考えがちであるとよく言われる。成功者諸氏は自分の努力の結果としてそこにいるのであり、彼らからBUNTENを見れば非の打ち所のない怠け者(って何?)に見えるはずである。orz

努力の果実は努力した人が収穫するのは倫理的に当然であるから、努力の結果成功した人や会社に対する累進課税は不当なのであり、BUNTENのような失敗者ないし怠け者には再分配や福祉ではなく罰が与えられなければならない、といった話が成功者同士で盛り上がる。

ついでに失敗者同士でも、誰が成果をかすめ取ったという話で盛り上がるのが不幸である。

もひとつ言っておくと他人の失敗とか不幸は蜜の味だったり自己責任だったりとか、自分の能力は実際より高めに見積もられがちであるとかの、色々と面白い認知特性を人類は持っているわけだ。



このような特性があるため、当初、成果主義が支持されたと思われる。

しかし、デフレ下ではたいていの人の成果が減る。すると、成果を上げられない人は容易にどこかに悪者を作ってしまう。陰謀論はこうして生まれ、民主体制下ではそれも政治家に考慮されてしまう。そういう気分もある程度考慮しないと減るのは自分の票であり失うのは議席ということになるからだ。

そしてデフレで国民のアニマルスピリットは消耗していき、小金持ちは金利が低いことを嘆き、与謝野が吠えることになる、と。orz

重ね重ね、日銀の政策決定にかかるインセンティブが妙なのが悔やまれるというか、どうしようもないのが悔しいというか。

追記
これ書いた後で巡回してたらecon-economeさんが■[経済(国内)]デフレに対する有効な政策がなぜ受け入れられないのか という記事を書いているのを発見。俺の記事ピエロやん。m(_@_;)m
いっそこの項目消したろかと思ったがあえて恥さらし続行。