このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

疑心暗鬼

こないだの失敗にこりたのでコメント・トラバせずにここだけでひっそりと書きます。m(_@_;)m



校長日記・・学校おやぢつぶYaKi 2007年09月05日 県の調査は「診断」を強要している



おやぢさんの学校に県からのアンケート(?)

発達障害関係の調査らしいのだが、診断されていない児童生徒について担任が"疑わしい"という判断を行なって記入するようになっていることにつき

こんなことが許されるのでしょうか?

と、不満げなおやぢさん。(ちなみに私の判断は、本人支援がきちんとなされるだけで終わるならば容認、何らかの偏見があれば許さない。)



ちなみに、確認した限り(調べたときにブックマークしなかったのでソースなしorz)数県で同じような調査が行なわれているようである。



学校の中の曖昧な不安」の末尾に、担任へのアンケートで出てきた6%うんちゃらという数字が発達障害の数字としてひとり歩きしていることへの不安を書いたが、困難を抱えた児童生徒をどう助けるかという視点が不足した、たとえば予算獲得のための便法ではないかといった類の「曖昧な不安」が、おやぢさんのこの書き込みで高まった。orz



それと、前回書かなかったことで気になるのは、この種の調査は、言葉は悪いが担任から見たいわゆる問題児拾い出すやり方なので、"躾のなっていない子"が障害児としてリストアップされかねないのとは逆に、受動型と言われる自閉症の一部については児童生徒本人の抱えた困難は大きいにも関わらず調査の網に掛からない可能性があることである。



躾のなっていない子であろうが障害児であろうが、児童生徒本人が困難を抱えていることが傍目に明らかであれば原因にかかわらず支援を行なうべきであるのは前回書いたとおりである。全員障害児扱いでの予算獲得は、あいつは障害児ではないから支援するなといった声が上がるなどのしっぺ返しが恐いというマイナス面が懸念されるので全体を褒めるわけにはいかないが、助けるべきだという視点があってのことであればそこだけは評価に値する。



しかし学校現場の判断だけでことを進めるならば、傍目には問題が見えにくい受動型自閉症の子をサポートし損なうなどの重大な欠陥を生みかねない。

これを送っても何かが始まるわけでも、なんらかの手当がなされる訳でもありません。

という、おやぢさんの書き込みが妙に不気味に感じられる私の、取り越し苦労であればいいのですが…。

コメントではないので無意味なおまけ。
また、「知的障害と視力障害の重複障害」といった考え方と同じように、「ADHD+LD+アスペルガー」といった”重複”の考え方は妥当なものなのでしょうか?

そういう合併状態は実際に存在する、ということについては専門家の間でも争いはないように見えます。



しかし、正式の診断では、少なくとも発達系の障害に関しては最も重い障害名いっこだけ付けるが、支援の上では全部の障害に配慮する、という約束があったと記憶しています。(医学的な取り決めとは別に、支援上の取扱に便利なように全部障害名として言ってくれる医師も多いようで、おやぢさんのコメント欄でのよたよたあひるさんの話はそれかと思います。m(_@_)m)また、福祉行政上は、最もサービスの良い障害を主障害として扱うという取扱がなされるようです。

これにより、ADHD+自閉症+知的障害の人の場合、医学的には最も重いないしキーになる障害が自閉症なので診断は"自閉症"ないし"知的障害を伴う自閉症"となりますが、実際の支援の場面ではADHDや知的障害についても考慮され、福祉行政の現場では"知的障害者"ないし"自閉傾向のある知的障害者"として各種の支援を受けることになるようです。



障害者本人はその人そのものであって場面に応じて人が変わるわけではありません。これは同じことを指す言葉でも業界によって違いがある"業界用語"みたいなものですが、わからないうちは混乱する人もいるかと思われます。