このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

長生き百年債のすすめ

bewaad氏の所で財政の維持可能性にからんで世代間の負担論が議論になっています。(その0,その1,その2)



この、世代間の不公平論には色々と言いたいこともあるわけですが、そのへんは置いといて核心部分についての提案を。

今、一方では介護等に不安を抱える老人がいて、一方にはろくに仕事がなくて困っている若者がいるわけです。不幸なことに残る政府プレーヤが財政均衡主義者だからか、若者にただ働きさせて問題解決などと言う声も聞こえてくるわけですが、自分の親ならともかく、タダで他人の介護をさせようなどというのは人間の自然な感情に反するのではないでしょうか。

しかし、感情に訴えるのではなく勘定に訴えれば人は喜んで仕事をするものです。数十万から百数十万の人が仕事がなくて働けずにいる一方、十分な介護を受けたくても受けられない人もまた多い状況があるわけですから、仕事のない人にお金を刷り与えて老人福祉の仕事に就いてもらうならば、失業問題と福祉問題が一挙に解決と相成るわけです。

この、お金を刷って福祉財源にする方法を需要超過の経済でやると物価が上がるだけで誰の生活も良くならないというオチになりかねませんが、幸か不幸か日本は需要不足経済で私を含めてたくさん失業者が残っています。言い換えれば、失業者が一定以下に減るまでは、物価をあまり上げないでモノやサービスを追加供給できるということです。

さらに、プラスの名目成長の下で十分な実質成長率を確保できるならば、将来の産出を大きく増やすことができます。実質+1%で100年後だと2.7倍にしかなりませんが、もし+3%であれば100年後の経済規模(実質)は19倍にまで増やせます。この余裕の差は圧倒的で、それが"借金"返済時の負担感の差にも直結するのはおわかりでしょう。

実質成長率を高めるためには、効率よく仕事をする方が儲かる状況がなければなりません。具体的には、遊休資産が少なく、人手不足気味の状況でこそ機械化・効率化が進みます。ワーキングプアが多い"お前らの代わりはいくらでもいるんだ"状態では効率化(構造改革?(^_^;))の速度が落ちるわけです。その意味でも、需給を一致させることは重要です。

100年後も今も年寄りを大事にする「美しい国日本」であり続けるためには、国は今こそもっと借金をしてお金を使わなくてはならないのです。



しかし、誰かから借りると、世代間の負担がどうのこうのとかややこしい議論に惑わされる人が出てきます。この際ですから、さっくり日銀に国債を買ってもらいましょう。(無理なら政府紙幣で。)



社会全体で親孝行を支える美しい国ニッポン。題して「長生き百年国債」ないし「長生き百年○○円札」。ついでに発行記念のお祭り・提灯行列。'(長生き百年祭)これで日本も安心だ。