このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

米国産牛肉輸入再開

気になることが幾つかある。


前提1

安価な米国産牛の消費者はおおむね貧乏人で、多少のリスクをものともせずに安物を食わなければ飢えて死にかねない。

前提2

高級品とされることが多い国産牛肉の消費者はおおむね金持ちで、わずかなリスクも避けようとする。

前提3

流通ルートは不完全あるいは不透明な管理しかされておらず、肉骨粉問題に見られたように、飼料レベルになると完全な把握は困難と見られている。


以上三つを前提にした場合でも、解禁後も国内でBSEやらヤコブ病が発見されなければ問題ないが、ひとたび見つかった場合に予想される市場の動きは、

結果1:貧乏人の動き

BSE発覚前の輸入肉を使った牛丼に行列ができたことで想像が付くように、米国産牛の消費はほとんど落ちない。

結果2:金持ちの動き

疑心暗鬼になってパニクり、国産牛の消費を減らす。


というわけで、国内の畜産農家はおそらく細心の注意を払っていて、流通する国産肉はほぼ100%安全に違いないにもかかわらず、各層の消費性向から言って(仮にヤコブ病やBSEの感染が米国経由で起きたとしても)被害を被るのはいいかげんな(失礼)肉を輸出するアメリカの畜産関連業者ではなく、いい仕事をしているであろう日本国内の畜産農家であるという理不尽な結果が予想されるのだ。


もしこの予想通りの結果になった場合、(というか、新たなBSE牛が見つかっているようなので、国内で何事もなくても輸入開始と同時に微妙な影響が出る可能性もあるのだが。)国はどう責任を取るのか。おそらく、ケツを捲って畜産農家を見捨てるのではないだろうか。俺は貧乏だから牛丼ライフを続けるが、リスクを気にする小金持ちの皆さんは、そこらじゅう輸入肉になって選択肢が奪われるという落ちにならないように、畜産農家への補償を要求する運動を考えた方がいいように思う。