このポスターを夜陰に紛れて貼って歩くが、BUNTENが防虫吟強制市場介入班に捕まり、芋蔓式にフリーメイソン日本支部一斉検挙wはてな高齢者マーク(C)finalvent

非効率を産む格差の解消に必要なもの

中川秀直公式Webサイト - トゥデイズアイ

(格差是正)安倍総理は誰も置いていかない



経済成長の重要性は前提として押さえておくべきだが、成長優先の政策を採ったからといってそれが「誰も置いていかない」ことに繋がるかといえば、否と言わざるを得ないように感じる。



現代日本でも、保証人を取るという慣習が色濃く残っている。色々あって現在のアパートの保証人は立ててあるが、保証人が立てられなければアパートも借りられない。(都会には保証人なしで貸すところもあるらしいが、家賃の払いが一日でも遅れると身ぐるみ剥いでとまでは言わないとしても荷物全部取り上げた上で追い出すらしい。)また、保証人がいないとまともな就職もできない。



現在のアパートの保証人の方は、私が生活保護を取る見込みを私よりだいぶ高く見積もっておられ、取れれば滞納はないと判断して決断して下さったわけであるが、もし彼がいなかったら、生保も取れずに橋の下で凍死であった。



しかし現行制度下では福祉事務所が保証人の世話をしないのはもちろん、公営住宅の入居から困窮者向けの制度融資まで、保証人がいなければ受けられない仕組みである。福祉まで保証人次第というこの制度を放ったままでは、格差の固定化は避けられない。



中川氏紹介の携帯電話世論調査では消極的なものを含めて格差肯定が多数であるが(というか、私は社会主義にシンパシーがあるが、その私にしてからが"求められている部門への人的資源の移動を促すためには、多少の格差が必要である。"という立場である。(爆))保証人を立てられないために就職もままならない(実際に、これが理由で就職を見送らざるを得なかった経験あり。)という筋の格差は、差別的、ないし人的資源の効率的利用を阻害するという意味で、社会に役立たない格差だと言わざるを得ないように思う。



本当に、「誰も置いてきぼりにしない」社会を目指すのならば、たとえば若干の保証料と引き替えに人的保証を代行する公的制度を設けるべきではないのか。

保証人のなり手がいないばかりに「置いてきぼり」を食らうことが多々ある人間として、まず公的な機関から人的保証制度の見直しをすべきである、と主張しておく。

本日のURLメモ

finalventの日記 2007-02-18地上波デジタル 11:38

経由

はてなブックマーク > NIKKEI NET:地デジチューナー、低所得者に無料配布・政府と与党が検討


低所得者の生活そのものへの支援策は充実どころかほとんど削る一方なのに、貧乏でもテレビは見て欲しいというのはどういう発想によるだろうか。


個人的には、貧乏だという理由もちろんあるが、少なくとも地上波には(*1)そこまでして見る価値のある番組があるようには思えないので私はテレビは買って(持って)いない。ところで、テレビの視聴者にだけバラマキをやるというのは差別ちゃうんか。

*1注:衛星等の設備は持ったことがなく、以前地上波以外は見ていなかったための留保であり、他の放送波ではマシな番組も流れているという含意は一切ない。